びくでん家主2号・アーの日記。
たいしたことを書くとは思われない。(なんだかなー。)
アルフィーファンサイトなのにTHE ALFEEネタは少ないかも。(…。)

 

2001年06月02日(土)

逆戻り同人考。

昔ですけどね(最終的には8年程前まで)、
友人が同人誌っつーもんを作っていたのでその手伝いをしておりました。
手伝いといっても絵を描くわけではなく、その友人が苦手としていた
販売・通販などの事務担当だったわけです。

別にその人が自分の友達だから言う訳ではなくて、
その友人、なかなか絵が上手かったです。
(現在、プロの絵描きだそうですが。最近連絡とってないから近況は知らない。)

その友人、何を思ったか、当時ソニーマガジンズが出していた「パチパチ読本」という本の
何故か存在していた同人誌コーナーに秘密裏に本を出したら載っちまいまして、
後々通販などで大変なことになりました。
(ちなみに私が「パチ読」にその本が送られた事を知るのは掲載された後。凸#)
300部刷っていて、「ぴあ」に載って減り、「COMIC BOX」に載って減り、
「ファンロード」に載って残り少なくなったところで「パチ読」に載って、
それまでは増刷はしない、売り切れ御免、だったのにこの時は増刷をして。
(密かに初版と2版で中身が一部変わっていたりもして。)
流石、アルフィーの記事が載っている号のそういうコーナーに載っただけあるなと。
(注:芸能人関係の同人誌は絶対的に本人禁なので、
   この友人はかなり豪気なことをしてくれたモンだと思う。凸#)
…アルフィーさん側から何もなかったのは良かったですが。
(まぁ、不幸中の幸いか?)
でもひょっとしたら事務所側には渡ったりして。
…だけどやおいが一切無かったからお咎め無しとか。
(そんなに甘くはないか>Project-III)
この友人の本、一切やおいは無かった当時としても貴重な本でしたから。(爆)
(友人のポリシーとして、実在の人のそういうのを描くのを極端に嫌ったし、
 ヤツの絵柄で描いたら、きっと気持ち悪いぞ、リアルすぎて。)

…こう書いてみて気づいたけれど、「やおい」て言葉を知っている人、
これを読む人の中にどのくらいいるのか??
知っている前提で書くとしますが。
(「やおいって何?」って訊かないでね、お願い。)

で。そうこうして手伝っていた私ですが。
たま~に文章も書かされておりました。
基本的に、私は文書きで、実はそういう仕事(小説書くとか)がしたいなと
幼い頃は思ったものです。
今は一応文章に関わる仕事ですが。自発的に書く機会は殆どナシ。
で、昔からそういう憧れとかを持っていて、
アルフィーさんのではないけれど話とか文章の類を
ぼちぼちと書いているのを知っていたその友人が、
「自分のところにアルフィーさんの話を書け」と言ったのがきっかけ。
それで、何本か書いたことがあります。
しかも、絵だけではなく文章も上手な友人と競作。
同じタイトルで、違う人を主人公にして文章を書くわけです。
じゃんけんして、勝った方が先に主人公を選びます。
「私、幸ちゃんね」「じゃ、私、たかみー」なんて。
(字面で見ると、何だかすごい表現だ…。)
結構好評でしたが、私的にはすごいプレッシャーでした。
…でも、自分の文章を好きだと言ってくれる人もいて、かなり嬉しかったですね。

そうこうしている時に。
一つ、思いついたネタがあって、それをルーズリーフにさらりと書いておりましたら
それを見た友人が「これ、本にすれば?」と。
これは今から10年以上昔の話ですが。
そうねぇ、と曖昧な返事をしていたら、入稿のスケジュールを組まれ、
予算はこれぐらい、表紙はこの紙、中身はこの紙、インク色は本文はこれ、表紙のインクはこれと決められ、
「さぁ、この日までに仕上げろ!」

…当時はあまり早くワープロを打てなかったので、かなり苦労したその本「さくら」は
100部のみ作成され、売られていったわけですが。
(「さくら」は、書いた本人も原稿しか持っていないから、持っている人は大切にしてください。)
アルフィーさんモノの(というか、それ以外でも)本を出したのはそれっきり。
あとは「さくら」をきっかけに、ただの事務担当じゃないという事が分かったのか(?)
他所さまのゲストを少々頼まれてみたり。
そのうち、私をこっちの世界に取り込んだ絵の上手い友人も
アルコンに来れなくなり、アルフィーへの興味を失い、そのまま同人誌をやめて…。
アルフィーとは関係の無いところで生活している筈ですが、さて。

それから数年経ち、結婚して、横浜に引越し、その後福岡に戻り、
すっかりそういうこととは縁遠い主婦(… ^^;;)になっていた訳ですが、
(…そういうこととは縁遠い主婦のくせに、こんなサイトを造っていますが。)
ある年、ライヴ会場ではアポ無しで会える名古屋の知人に話を一本頼まれ、
5年ぶりぐらいに書いてみることに。
ちなみにこの知人、未だに「どこのアルコンに参加します」とか書かなくてもばったり会える。
なかなか凄い巡り合わせだと私は思っています。
去年は松本と神戸、今年は倉敷と広島で既にお会いしていたりして。(笑)
(「友人」と書くのは失礼な気がして、あえて「知人」。
 ご本人はどう思われているかは存じませんが。気配りの出来る、好きな人です♪)
その方に「PUREなもの」というお題を与えられ、頼まれた何ページかの文章として、
最初にピンと来たのは、昔、実現しなかった最後の競作用に考えていた文章。
昔の自分では信じられない速度でパソコンに打ち込み、プリントアウトし、
最初に旦那に読ませて、感想を聞き、手直しをして完成品に仕上げた。
文章と一緒に頼まれた告知欄(同人誌にはゲストした人が載せてOKなCM欄がある)に
何も載せる物が無いから(本、作ってないから)、びくでんのCM載せてみたり。(爆)
(それがきっかけでうちのサイトに来られる方もいらっしゃいました。今もいます?)

…どうして今更そういう話を書いているかというと。
サイト上に当時書いた話とか新しい話とかをアップすることはないのかと
少し前に聞かれたことを思い出したんですね。
(前置き、長すぎ。)

最近、サイト上に自作の小説を掲載されていらっしゃる方、いらっしゃいますからね
うちはどうなんだろうと思われたようで。

結論から言うと、HTML(=ホームページの表現をする言語)では載せない、という考えがあります。
(と書くと語弊があるな。テキスト形式でも載せない。)
自分が縦書きで書いたものを横書きに載せるのは気持ち悪いですし、
レイアウトして作った本の再現は基本的には横書きしか出来ないHTMLでは不可能だと考えます。
パソコンって基本的に横書きの世界だもんね。
それに、「さくら」は良いとして、以前、他所さまの所に書いたものを自分のサイトのネタに使うのは
何だかその他所さまの本を購入なさって下さった方に申し訳ない。
(サイトだと無料提供ってことになるからね。)
ってなわけで、今のところはそういう考えはナシ。

ただ、思うのは。
公開するならPDF(=Adobe Acrobat Readerで読めたり印刷できたりする文書)でやっちゃうぞ、なんて思う。
家にはPDFファイルを作成するソフト(=Adobe Acrobat)は無いんだけど、
あれだったら多分、本のように作れる筈だと思ったり。
縦書きは勿論、挿絵も。しかもページをめくるように作れるのではないかと。
スキャナーで読み込んで取り込んでね。
…ただ、PDF、キンコースで「試し」でしか扱ったことないのよね。
マニュアルも読んだことないんで、実現可能かどうかよく分かんないんだけど。
そんなことも思ってみたり。
個人的にはそういう方が自分的には良い。
不満の残る形では載せたくないものだと思っていますが。

まぁ、なんにしろ、全く期待せずにいてもらえれば幸いかと。

ただ、実際問題として。
新しい話を作るってのはどうだろうなぁ。
読みたいですか?
…実は、今の自分に全くの新しい話が作れるかどうか疑問。
(あの頃は若かったですねー。しみじみ。)